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![]() 久しぶりにヤップ島の登場です。この間はヤップ島の貝と石のお金の話をしました。その石のお金はヤップ島に約2000個あります。やっプは国連の委任統治領になっていてこの石貨は島の歴史的文化財として島の外に持ち出す事は禁止されています。昔の先祖から伝わっているものなので、新しく石貨をつくるということもできません。そもそもこの石貨の材料になっている石はヤップにはないということです。現存しているうち一番大きいのはルムング村の酋長が持っているもので、直径約3.75mあるそうです。いまはどうか分かりませんが、33年前はルムング村には観光客などよそ者は立ち入りできませんでしたので、私も見たことはありません。エルカンさんのオネツ村の集会所には約2mくらいの石貨が並んでいました。石貨が並んでいる姿は、イースター島のモアイ像を連想させます。石を加工して並べるという古代人の文化が太平洋の南の島々にあったのかも知れません。島と島の行き来も帆のついたたカヌーで行われていたという記録もあるみたいです。 人気blogランキングに参加しています。 blogランキング クリック↑してもらえると ランキングがアップします。 今日もクリックして応援よろしくお願いします。
ヤップには石のお金と貝のお金があります。石のお金の方は「石貨」としてよくテレビで紹介されたりしていますので、ご存じの人もいると思います。大きな2mくらいの丸い石のお金で、村の広場などに立てかけて並んでいます。いまでもヤップの土地はこの石貨でやりとりすると聞きました。お金は動かせませんので、その所有者が変わるということらしいです。
貝のお金も土地などのやりとりに使うのですがこちらは移動できますので、お金のように土地と交換に手渡しをします。貝のお金は、大きなしゃこ貝の殻を切って磨いたものを椰子の縄で編んだ紐に結びつけてあります。私がエルカンさんからいただいたものは5枚の貝が結ばれていて、このお金で土地1つ分だそうですが、その1つ分というのがどのくらいの広さなのか正確には分かりません。土地の境なんかありませんから、あそこからここまでという感じなのです。エルカンさんが指でさした範囲は結構ひろくて、海岸沿いのいい土地でした。私は昔エルカンさんからいただいた貝のお金をもってヤップに行くと、その海岸沿いの土地と交換できることになっているのですが、なにしろ33年前の話しですからエルカンさんはもう忘れていることでしょう。 人気blogランキングに参加しています。 blogランキング クリック↑してもらえると ランキングがアップします。 今日もクリックして応援よろしくお願いします。 中央の垂れ下がっているのが貝のお金です。事務所のエントランスに飾ってあります。もしかすると事務所の中でいちばん価値のあるものかも知れません。何たって、ヤップの海岸沿いの土地1ヶ分ですからね。下はその貝のアップです。貝の表面に光沢があってとても綺麗です。 ![]() ![]() 捕った獲物はその日の夕飯になる。魚はたいてい、椰子の葉で包んで蒸し焼きにする。貝は主にシャコ貝で、身を出して煮たり焼いたりして食べていた。椰子がにはスープにしてたべると美味しかった。この写真は魚取りの帰りのスナップ。向こうの椰子の繁った海辺のところがマープ村です。この海辺から100mくらい入ったところにエルカンさんの家があります。 人気blogランキングに参加しています。 blogランキング クリック↑してもらえると ランキングがアップします。 今日もクリックして応援よろしくお願いします。 お祭りのときは、村の人たちは老弱男女を問わず正装をする。女は椰子の葉の腰ミノ、男は椰子の葉のフンドシ、竹の皮や椰子の繊維を染めてつくった手製の飾り物や花飾りなどで飾り付ける。村の広場に集まり、竹をつかった踊りをみんなで踊る。竹と竹を叩いて拍子をとり、激しく体を動かしてかけ声を掛けながら集団で踊るのだが、日本の御輿を担ぐ祭りとちょっと似ているような感じもする。写真は祭りの途中の女の子のスナップです。花飾りなどをつけて正装をしています。別に機嫌が悪い訳ではなく、カメラに緊張しているだけです。ヤップの女の子たちは普段はニコニコしてとても明るいです。人気blogランキングに参加しています。 blogランキング クリック↑してもらえると 「光設計の呼吸する住まい]のblogランキングがアップします。 応援よろしくお願いします。 ![]() ![]() スルスルと高い椰子の木にも簡単に登ってしまう。椰子の木には足を掛けられるように刻みを入れている。 blogランキングに参加しています。 blogランキング クリック↑してもらえると[光設計の呼吸する住まい]のblogランキングがアップします。 応援よろしくお願いします。 ![]() 少し年長の子供がよく仲間の子供たちの世話をしていた。日本の村でもついこの間まではこんな子供たちの風景がみられたのにと思う。
ヤップの人は10才くらいから上の人は男も女もみんな口が真っ赤だ。「びんろうじゅ」という木の実を珊瑚の粉と一緒にガムみたいにしてくちゃくちゃ噛むと赤い唾がいっぱい出てくる。これは一種のたばこやアルコールのようなもので、噛んでいると舌がしびれてきて、ちょっと頭もボヤ〜として気持ちがよくなる。たばこのように習慣性になるみたいで、島の人は四六時中、このびんろうじゅを噛み続けていないと落ち着かないみたいだ。そのせいで、口はいつも真っ赤なのだ。口の中のその唾はペッと吐き捨てるののだが、そのせいで道端などは赤い模様のようになっていた。とは言っても、砂や土の道なので、この赤い唾も自然に消えて、いつまでも汚れのように残るという訳ではなかった。この「びんろうじゅ」はヤップだけではなく、他のミクロネシアの島にも習慣としてあるらしい。
![]() びんろうじゅを噛んでいる村のおじさん 手前にあるのは椰子の葉で編んだポーチ この中にびんろうじゅと珊瑚の粉を入れていつも持ち歩いている エルカンさんの家の前に家族4人で住んでして、よく竹のいかだで海に魚を捕りに連れていってくれた。いつも椰子酒を飲んで酔っぱらっていたので、「酔っぱらいおじさん」とニックネームをつけて呼んでいた。 ヤップ島では日本語で話ができた。というよりも、昔のとてもていねいな日本語を話すお年寄りが多かった。エルカンさんやファサレさんは話すだけでなく、カタカナなら簡単な読み書きもできた。話していると「いらっしゃいます」「さようでございます」というような丁寧な言葉がよく出てきたし、日本のことを「ないち(内地)」と呼んでいた。戦争中にここには日本の学校が置かれて33年前の当時に40才くらい以上の人たちは、子供の頃に習った日本語をまだ覚えているということだった。隣の島パラオでは戦争末期に激戦があり、日米のたくさんの兵士が尊い命を犠牲にしましたが、ヤップはアメリカ軍が上陸をしなかったので、島の人たちを巻きこんでの大きな戦争もなかったせいか、日本に対する感情はとてもあたたかいものがありました。夜、石油ランプのもとで、ファサレさんが「つ〜きがでたでた〜つきがで〜た〜.....」なんて鼻歌を歌い出すと、昔の日本にいるような不思議な感覚になったものです。
ヤップ島はグアム島から南に約850キロ、エアーミクロネシアの飛行機で約1時間、赤道のちょっと北にある小さな島です。石貨のある島としてよくテレビでも紹介されています。今から33年前の1972年から73年にかけて、3回ヤップ島に行き小さな村の酋長さんの家に居候させてもらい、酋長一家との交流が始まりました。それから18年後の1990年にはまだ小学生だった娘二人を連れて家族4人で行きました。さらに15年後のいま5回目のヤップ行きを計画しています。33年前、電気もトイレもなかったヤップ島も、15年前に行ったときには電気を引く工事がはじまっていました。いまでは島の人の暮らしもきっと大きく変わっていることだと思います。新しく変わってはいてもどこかに昔のよきヤップが残ってくれていることを期待しながら、33年前のいきさつから.....。写真はオネツ村のメインストリート 海岸に沿って椰子の木漏れ陽の中を砂の道が続く あちこちに椰子の実が落ちている ■ヤップ島讃歌その1 ★エルカンさんの家に行くまで★ 今から33年前、ヤップ島のオネツ村の酋長エルカンさんの家に約1ヶ月ちょっと、居候させてもらったことがあります。当時、板橋の下赤塚駅近くのカメラ屋さんの2階にあった、日本ヤップ友好協会の会長の釈さんにお願いをして、ルボマン大酋長への紹介状を書いてもらい、それをもって訪ねたのがその後の私の長いエルカンさん一家とのつながりのスタートだった。ルボマン大酋長の家はヤップ島のただ一つの町であるコロニアにある。ここには小さなホテルも一軒あり、私はそこに泊まっていた。翌日か翌々日、私をマープ島のエルカンさんの家に連れて行ってくれた。車で約1時間、丘を越えて北の方へいくと眼下にきれいな今までに見たこともないような珊瑚礁の海が見えて来た。陸の近くはグリーンで、環礁の外は真っ青な海原が続いている。海岸は真っ白な砂と椰子の木が生い茂っていた。小川があって、丸木橋がかかっている。車はそこにおいて、そこから先は歩いて行く。椰子の木の間を砂の小道が海に沿って続いている。15分くらいでエルカンさんの家に着いて、びんろうじゅを噛んで真っ赤な口でにこにこ笑うエルカンさんと椰子の葉でつくった腰 みのをつけた奥さんのファサレさん(写真の人)に対面した。その時はわたしにはエルカンさんは60才くらいのおじいさんのように思ったというよりずっとそう思っていたが、当時はまだ50代前だったかも知れない。家は高床になっていて、基礎の部分はコンクリートでできていた。木造の10坪くらいの平屋で屋根は椰子の葉で葺いてある。この村の中では一番の豪邸であることはすぐに理解できた。ほかはみんな1坪くらいのしかも柱4本、椰子の木だけでつくられている。そんなこんなで、この村でエルカンさん一家とともに暮らすことになった。電気もないので、暗くなったら石油ランプの生活。トイレは海にするか、椰子の林の中にすると、すぐに椰子ガニがでてきてきれいに処理してくれる。海にすれば魚が食べてくれる。その魚を人間が食べる。喉が渇いたら、椰子の実をとって腰のナタで割って飲む、33年前の1回目のヤップ滞在のころはまだ完全な自給自足の循環型社会が成り立っていたのです。食事やトイレ、お風呂の話しなどは次回に.....。 < 前のページ次のページ >
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