自然素材を使って健康と環境に配慮した住まいを設計して28年.....光設計のノウハウ満載ブログ
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住まいに風を取り込む工夫(その2)
OMソーラ用木製床吹き出し口
太陽のエネルギーを利用して、お湯を採ったり、床暖房に利用するパッシブソーラハウスの中でも、建築のシステムとして優れているものの一つにOMソーラハウスがあります。OMソーラは設備というよりも、建築と一体となって計画するシステムでその意味でも建築的にとても魅力的でもあり、かつ効率の良いすばらしいシステムだと思っています。私自身もOMソーラ協会の設計者講習会に参加したりして、OMソーラについて勉強をしています。残念ながらまだ計画に採り入れた住まいはないのでが......。

このOMソーラに、床吹き出し□というパーツがあります。アルミ製だったのですが、OMソーラに当初から関わられている建築家の丸谷さんが数年前、ご自身のルートで無垢の木製の床吹き出し口を開発しました。光設計の仕事はいつも風通りのよい住まいを心掛けています。地窓や欄間、引き戸、小窓といった定番の手法に加えて、この木製の床吹き出し口を設計の中でよく利用させてもらっています。

最近ではお年寄りの建築主ご夫妻の住まいで使いました。夏のクーラが若手で、そとの涼しい空気(敷地は高台にあるので、夏には東南の方から風が流れてくる)を家の中に呼び込むような工夫を望んでいました。そこで、昔の家のように床下から涼しい空気を室内に取り込むことを考えました。床下基礎を高くして、基礎パッキン工法による全周換気に従来の換気口を併用して、床下の通風を確保し、住まいの主要な部分数ヶ所に丸谷さん開発の木製の床吹き出し□を取り付けるように計画しました。通風量は薄い3枚の板をスライドさせて調整できるようになっていますので、冬は閉め、春秋はちょっと開け、夏は全開というように使ってもらっています。

結果は期待以上で、夏の間は全開すると床下からとても気持ちのよい風が入って来ます。木製なので足で踏んだときにも冷たくないという点も建築主さんがとても喜んでくれている理由の一つのようです。


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風通りの道を考えながら、数カ所にこんな形で使っています。虫が入ってこないようにステンレス網を床下側につけています。この写真は左右が少し開いた状態です。
# by kokyu-ie | 2005-05-24 10:09 | 1限目(設計編) | Comments(0)
光設計の「呼吸する住まい」定番素材(その4)
ホイトコ(建具の金物)
今回は素材というよりパーツの話といった方が近いかも知れません。ホイトコ?何だそれという人がほとんどだと思います。以前は建具屋さんもよく使っていたみたいで、建具の図面に「ホイトコ」と指定すると、「へー、今頃こんな金物使う人がいるんだ」とよく変なふうに感心されたりしています。住まいの中に自然の風をいれて、風とおりのよい家をつくるようにいつも心がけていますので、昔の住まいでよく見かけた欄間や地窓、引き込み戸など、風を取り込むための昔の人の暮らしの知恵を、アレンジして計画に取り入れています。この金物は、個室の片開きの扉の上に通風のための欄間を作る時に私の事務所ではよく使っているものです。このホイトコを使うと、扉がそう重くない限り、自由な角度でとめることができますので、風の入れ方を簡単に調整できます。また、欄間と扉の間に上枠を入れないようにすれぱ、閉めたときには、天井までの大きな1枚の扉のように見えて、とてもすっきりした仕上がりになります。子供室や寝室なども、このホイトコを使って、扉の上部を欄間にしていますので、プライバシーをある程度確保しながら、風とおりのよい部屋を作ることができます。

ホイトコNO.462   (株)ベスト            


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ほいとこは上の欄間のところに使っています。あけるとこんな具合になります。好きな角度で止まりますので、通風の調節ができます。




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閉めるとこんな感じです。スリットが入るだけですので、シンプルです。



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# by kokyu-ie | 2005-05-23 09:06 | 2限目(素材編) | Comments(1)
桂離宮に行ってきました
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昨日は京都の桂離宮に行って来ました。桂離宮はぶらっといっても見学はできません。
事前に往復はがきに見学希望日と見学者名を記入して申し込みをします。そのとき時間は指定できません。今回指定された時間はは午後1:30でした。私たちを入れて25人くらいが待合いロビーに集まっていました。時間になると、宮内庁の職員さんが先頭にたって、あとを付いて説明を聞きながら、庭園を一週します。距離にして1キロくらい、約1時間くらいの見学時間です。最後尾には皇宮警察の係官がついて、見張っています。四季折々、風情があってすばらしいです。私は春の桜の前、枯れ葉舞う12月、今回の新緑の季節と3回桂離宮を見学していますが、いつのときも違う感じの桂離宮に出会います。冬の雪のときも是非見てみたいと思っています。

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笑意軒という庭にある茶室です。窓からの田圃の景色が切り取られた絵のようです。その昔は、この田圃は近所の農家に依頼して実際に稲作をしていたそうです。庶民の農作業をみながらそれも景色としてお茶を楽しんでいたのだそうです。







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雨樋の落とし口です。瓦を利用して、花の形に吸い込み口ができています。このあたり、さすがに桂離宮です。樋は竹でできています。










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嵐山の渡月橋から川をのんびりみていた4人組のお坊さんです。頭4つ並んでなかなか京都らしかったです。
# by kokyu-ie | 2005-05-22 11:51 | my 旅 | Comments(2)
緑化塀+雨水利用のクーリング計画(喜多見エコハウス)
いま工事中の世田谷区喜多見の住まいで、雨水をトイレの流し水に利用するだけではなく、緑化の塀と組み合わせて夏のクーリングにも利用することを考えています。2tのタンクに雨水を貯めて、夏の暑い日に屋根に散水して気化熱により屋根面の温度を下げます。さらに西側の壁面に設置した高さ4mのネットに植物を這わせて緑化塀をつくり、その塀の上部から雨水を散水します。そして下部の涼しくなった空気を吸気専用の換気扇で室内に取り込んで、住まい全体のクーリングに利用しようという計画です。散水した雨水の70%くらいは雨樋で回収して再び貯水タンクに戻して循環するように考えています。ただ、問題がひとつあります。この緑化塀は植物が育ってくれないと効果が半分しかないので、実際にクーリングの効果を確認できるのは早くても3年くらいは先になりそうです。完成後は楽しみながら雨水利用のデータを取る予定でいます。この喜多見エコハウスは7月には完成しますので、完成現場見学会を開催する予定でいます。日程など詳細は決まり次第お知らせしますので、関心ある方はぜひ見学会にご参加ください。
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# by kokyu-ie | 2005-05-20 20:32 | 6限目(見学会・セミナー) | Comments(2)
建築主さんの情報交換コーナー
光設計の呼吸する住まい建築主さんのお便り情報交換コーナーです。建築主さんからのお便りとコメント募集中です。お住まいのこと、我が家流のメンテナンスの工夫アレコレ、光設計の木の家にふさわしいグッズ紹介、尋ねたいこと、近況など下のコメント欄を通して建築主さん同士で情報の交換ができます。建築主の卵さん、現役さん、OBさん、どうぞこのコーナーをお気軽にご利用ください。

コメントがでていないときは右下のCommentsをクリックしてください。いままでのコメントが出てきますので、スクロールして一番下に行くと最新のコメントとコメントを投稿する欄がでてきます。コメントを送るときは名前のところは「世田谷のKです」という感じでペンネームを入れてください。URLのところは未記入でも大丈夫です。大きな白い欄にご自由にコメントを記入してください。非公開コメントのところは未記入にしてください。削除用パスワードのところは何か適当な数字などを半角で入れてください。コメントをいれたけれど失敗したので削除したいような場合は、このパスワードで削除できます。あとは右下の送信をクリックするだけです。お気軽にコメントをお願いします。
# by kokyu-ie | 2005-05-19 10:41 | 建築主さんの情報交換コーナー | Comments(53)
掲載住宅誌リスト
d0039753_14522074.jpg「住まいの実例コレクション50」(2005年3月31日発行)【リクルート社】
「自然素材こだわり住宅」のコーナーで昨年に横浜市青葉区に完成したI・Hさんの住まいが掲載されています。傾斜地を利用して、ビルトインガレージと地下からの玄関のある木造2階の住まいです。土地探しのころからの相談でしたので、土地取得〜設計〜工事に約2年くらいの時間をかけてじっくり進んだ住宅です。時間をかけた分、I・Hさんにとっても思い入れのあるいい住まいになったのではと思います。


d0039753_14532937.jpg「アイシスラテール20号」(2005年3月5日発行)【株式会社アイシス】
この本はオーガニックをテーマにした本で年4回発行されています。衣、食、暮らし全てにわたってオーガニックの情報が満載されています。
「自然の恵みを活かしたオーガニック・ハウス」のコーナーで、光設計の住まいづくりが特集されています。3年前に練馬区に完成した雨水をトイレの流し水に利用しているKさんの住まい、昨年横浜市に完成した太陽光発電を利用している Iさんの住まいがそれぞれのご家族のインタビューとともに紹介されています。


d0039753_14541047.jpg別冊メイプル 自然に優しい家(2004年9月3日発売)【(株)集英社】
メイプルは月刊の女性誌ですが、「木の住まい」を特集することもあります。
98年に府中市に完成したTさんの住まいが紹介されています。Tさんの住まいは延べ16坪の小さな平屋の家なのですが、真ん中に3坪分の中庭があり、光と風が通り抜け、四季の移り変わり、雨や雪の自然現象が身近に楽しめる住まいです。7年経っていますので、いまではすっかりTさんの暮らしに馴染んだ住まいになっています。
# by kokyu-ie | 2005-05-19 10:03 | 最新メデイア情報 | Comments(0)
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光設計の呼吸する住まい
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TEL 03-3466-0761
代表者:栗原 守

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